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小野塚カホリ『そどむ―完全版』上下巻(講談社/KCデラックス)

待ちに待って「復刊ドットコム」にもリクエストしていたのに…
いつの間にか再販されていた「そどむ―完全版」上下巻 小野塚カホリ(講談社)を読みました~!

そどむ 上 完全版 (1) (KCデラックス)そどむ 下 完全版 (3) (KCデラックス)
幼い頃、母親に手ほどきを受けたピアノ。今はもう見たくもない。指だって動かない。あれほど練習したのに。里香子でもない、柿崎でもない、知花でもない。葉二の求める愛はどこにあるのか。里香子が自分と対峙した時、葉二が過去と対峙した時、奇蹟は起こる!? 6年の歳月を経て、小野塚カホリ幻の最高傑作、ここに完結。

小野塚カホリ幻の最高傑作完全版
6年の歳月を経て「そどむ」完全単行本化
小野塚カホリ初の長編600p超を2冊に収録
●ラスト7話と番外編1話を初単行本化
●雑誌掲載時の扉絵をすべて収録
●描き下ろしカラーイラストページ

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先日またしても状態のいい(←ここポイント)中古本を求めて行きつけのブクオフを徘徊。
「今日は収穫なしか、チッ」
と、やさぐれつつ帰ろうかと思った矢先、レジ横の“オススメコーナー”に視線をくれると…。
黒地の表紙に蛍光カラーの文字も鮮やかな「そどむ―完全版」が、2冊仲良く並んでるじゃぁないですか…!!!

「うっそ!いつ出てたの!?」
と、心拍数も急上昇!!
奥付を見ると…うわ~、5月に再販されてたんだ~!
定価1冊=¥1200!?
た、…高ッ!!

…しかも、もうブクオフに並んでるって…。

さらに表紙の葉二と理香子が、ぜんぜん別人みたいに線ががっちりしていて、あやうく見逃すところでした。

連載は終了していても3巻が発売未定のままで、2巻以降の展開がずっと気になっていた「そどむ」。

小野塚さんがBL作品から現在のスタイルに移行する丁度中間地点辺りともいえる作品ですが、今回初めて通して読んで抱いた感想は我ながらちょっと意外なものでした。



カバー表紙を外すと、連作になっていたかつての全3巻分の表紙がちゃんと確認できたのは、大満足!
けっこうあの表紙が3冊で完成するのを楽しみにしていたファンは多かったので…。
出版社のファンサービス?


ひと言でいえば、過去のトラウマから人を愛することに臆病な人間(=葉二)と、愛されて育てられたからこその強さを持つ人間(=理香子)のラブストーリー。

前半は柿崎→葉二←理香子の三角関係。
後半は葉二と母親の関係、を軸に話は展開します。

なかでも強烈な印象を残すのが、葉二のお母さん!!
彼女の存在がこの作品のキモだとは思うのですが、あまりにキャラが強すぎて、後半柿崎のことなんて頭から吹っ飛んでしまったくらいです…。


小野塚さんの作品にしては、テーマの割りに最後があまりに大円団だったのが拍子抜けというかなんというか…。
家族に愛されてて真っ直ぐ育った理香子によって、作品自体の「毒気」が抜かれた、という感じですが、それが狙いだったのかな~??


読み終わってからともかく気になったのは、柿崎のその後。
けっこう好きなキャラなので、葉二との別れ方はかな~りショック!!
初めのころは柿崎がもう少し活躍してくれるかと期待していたのですが
…。

おいおい、葉二、もちっと感傷的になってあげて!!みたいな。

正直、もっとこの2人の絡みが読みたかったです。←結局そこ?

(迷いましたが、柿崎x葉二なシーンもあるので、あえてカテゴリ=BLにしてみました。)



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