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「いつかマのつく夕暮れに!」(喬林 知 著/イラスト・松本テマリ)(角川ビーンズ文庫)

喬林 知さんの「いつかマのつく夕暮れに!」(イラスト・松本テマリ)(角川ビーンズ文庫)を読みました~!

いつかマのつく夕暮れに!
捕まっちゃって大ピーンチ!なおれ・渋谷有利(職業:魔王)は、なにかの手違いでこっちに流れついた親友の村田健と一緒に、魔族と敵対する人間たちの国シマロンを横断することになってしまった!頼みの綱の臣下たちはといえば、王佐がおキク人形と雪男に分離し、長男は赤のアニシナに振り回され、三男は婚約者を捜して三千里、それから次男は…きっと絶対、どこかで生きてるはずで…。痛快ファンタジー、怒涛の急展開。
平成15年1月1日初版発行

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この世界では、鳩は「どぐぅ…」と鳴くんだ。
そして、おキクギュンターの寝息は「ぷぴーよぷぴーよ」なんだ。意外とカワイイ…ぼそ。


そんなことより。

いや~~ん、この二人(アダルトチームね)素敵~♪
表紙だけでもうお腹いっぱいです~

でも哀しいかな。
この素敵な二人に会えるのも、この表紙だけであります…。

まあ、ギュンターは無事「真・ギュンター」として復活を遂げるのですが、そこにいたるまでの扱いが…
ひ、酷すぎる!!
毒女アニシナの恐怖が骨身に染みました。

さらにコンラッドに関しては、一行たりとも登場しなかった…。
あ、そういや左腕だけ(しかも黒こげ)出てたわ。

ああ、コンラッド。
凍えてもいいから、あなたの絶対零度のギャグが聞きたいッ!!


それにしても。

ストーリー的にとても重大な場面が繰り広げられていると思うのですが、いかんせん文中に散りばめられたギャグに気を取られてしまって、笑いっぱなし…。

勢いで読んでしまった後に、ストーリーを確認するつもりで再度読むと、かなりたくさんの伏線が張られていることに気づいたりして。(今さら)


ムラケンの正体が薄ぼんやりと見えて来て、今後の展開がますます気になります!





「アニシナ怖い!!怖いよ~~~!!」

彼女の行う数々の所業を読むと思わず子供のように泣き出したくなりますが、彼女なくしては真・ギュンターの誕生はあり得なかった!

床上10cmを浮遊するおキクギュンターに、くわえ煙草でやさぐれるおキクギュンター、果ては目から赤いビームを発してカーテンを焼き切ったり、グレタのひさでぷぴーよぷぴーよとふて寝したりと、本人もおキクの姿ではどうにも致し方なかったのはわかります。

だけど、雪男ギュンターの扱いもひどかった…。
おキクギュンターよ、もう少し魂の本来の「器」の扱いを丁寧にするようにアニシナに申告しなさい!!

しかも、全裸であんなことやこんなことまでさせられた挙句、ゾンビのように肉体だけが衰えだしてしまうなんて…!!
いや~~!

見目の良さだけが(今のところ)ウリのギュンターなんだから、肉体がこれ以上腐敗し始めたらどうしよう!!と、マジで心配してしまいましたが、よかった、もとの姿に戻ってくれて~~。
いや、おキクもそれはそれで味わい深かったけどね。


ところで。

ユーリったら、やはりムラケンの言うように女性の好みが「お姉さまタイプ」か「ロリ趣味」かっていうのは、あながち誤りではありませんね。
今回は元仮面の貴婦人・フリンさんに、かなりお心を奪われているご様子…。
まあ、皆忘れてると思うけど、前作で唇も奪われてるしね~。

ともかく金髪で、グリーンの瞳に弱いということなのかしら…??


物語的には人間と魔族の戦いにおいての最終兵器ともいえる「箱」が人間の手に渡ってしまい、その「鍵」となる人物を求めてあっちもこっちも大騒動!!最終的に確信のないまま、鍵で箱を開けてしまうが…。その箱は、決して開けてはならないものであった。


…ってな感じなのですが、今作ではいかにユーリが魔族の皆に慕われているかが、よっくわかりました。


中でも一番驚いたのは、グウェンダル!
瀕死のヒューブをいきなり足蹴に…!!

次弟を奪われ、ユーリに刃を向けられた怒りの凄まじさが伝わって来ます。


そして、今回もやって来た来たやって来た!
愛する人のピ~~ンチに、颯爽と現れるヴォルフラム!!

そうしたら 一緒に落ちてやる ぼくを信じろ



かぁ~~っこいい~~!!
彼、いつの間にこんなに頼れる男になったのかしら!?
わがままプーも、もう卒業かしら。

コンラッド派の方も、ここで大きくヴォルフラムに傾いてしまいそうな名場面です。

そして、今まで耐えに耐えてきた、コンラッドを失ったかもしれないという怒りと悲しみと恐れを、ヴォルフを前にして叫び出すユーリ…。

前作の感想で、冷淡だなんて言ってごめんなさいね。
ユーリはユーリで、必死だったのね…。
個人的にはヴォルフラムに対してなら、自分を素直に出すことが出来るんだってちょっと驚きました。
彼らの間に、きっと何かが芽生えてるんですね。
それが愛じゃないにしても。


ああ、それにしても次作にはコンラッドは出て来てくれるのかしら!?
魂だけが、他の入れ物とかに入れられていたらどうしよう…。

アニシナ…今夜赤い悪魔が夢に出てきそうです。

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