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「今夜はマのつく大脱走!」(喬林 知 著/イラスト・松本テマリ)(角川ビーンズ文庫)

前作(感想はこちら)に引き続いて喬林 知 さんの「今夜はマのつく大脱走!」(イラスト・松本テマリさん)(角川ビーンズ文庫)を読みました!

今夜はマのつく大脱走!
先日ひょっこり魔王に就任しちゃったおれ、渋谷有利。水族館でイルカちゃんと握手!しながら水に落ちたおれは、そのまま真魔国へと逆戻り。今度は魔王だけが吹けるという至宝・嵐を呼ぶ「魔笛」の行方を追うことに!?…ま、それはともかく問題は、指名手配の駆け落ちカップルになっちゃったおれとグウェンダル(趣味・あみぐるみ)の行く末だよな…。抱腹絶倒ハイテンション・ファンタジー、まさかの第3弾。
平成13年12月1日初版発行
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眞魔国では、牛は「もさもさ」鳴くんだ…。
そして、相変わらずユーリの思考は「野球」を中心に展開してるんだ…。

と、いうことで。

(マ)王シリーズも第3弾!
こうなれば喬林さんの言い回しや、キャラクターの動きにもすっかり慣れて、脳内ではユーリ達が元気いっぱいに活躍してくれます。

今回は「天敵」の長兄・グウェンと手に手をとっての逃避行。
さあ、二人の関係にどんな変化が訪れるのか!?
ヴォルフでなくても、気になって夜も眠れません!←うそ




ユーリったら、いつの間にムラケンとそんなに深い仲のお友達になったのか?
そして、ムラケンの私服のシャツのドラゴン柄があまりに意外なチョイスで妙に目に付いてしまいましたが。

さて。

ユーリが眞魔国に喚ばれる時って、「偶然」なのかと思っていたのですが、ギュンター達が召喚してたんですね~!
通りでいつもタイミングよく拾いに来ると思いましたよ…。

じゃあ地球?に返る時っていうのは、どういうタイミングで?との疑問は残念ながら解決しませんが。

ともかく3度目の眞魔国訪問(?)ともなれば、ユーリも慣れたもの。
さっさかさっさと教育係りをあしらって、またまた魔王グッズ捜索(&そっくりさん身柄確保)の旅へ出ます。

そこらのお話の展開は、もはや私にとってはどうでもよく(!)、ユーリと周囲の魔族との関係だけが妙に気になる~!みたいな。笑

これはまんまと作者の仕掛けた罠に落ちた、と言うべきなのでしょうか。


だって、グウェンとの仲も急接近だし、今までまったく触手を動かされてなかったっぽいヴォルフにもときめいちゃったりと、ユーリの貞操危うし!!な感じで…。

お母さんはあなたには、もっと普通の男の子でいてもらいたいのよ~!

「アヤマチのおかし方がわかんないよ」
と、つぶやいていた頃の初々しいユーリに戻ってちょうだい…。


ところで。

今作でもギュンターはすっかり色物扱いです。

亀の甲羅に頭にお皿…。
って何、そのコスプレ!?
ひ、ひどすぎます~~。
彼の名誉のためにも、想像を途中で停止してみましたが。笑


あと、よくわからなかったのが、ユーリが魔術を発動したところ。

なんで魔術の要素が「死体」そのものではいけないの??
魔王なんだから、泥人形よりもよっぽど説得力あるし、魔力を見せ付けるには最高の「素材」だと思うんですが~。
前回の「骨」もいいまいち納得いかなかったんですけどね。

やはり「死者の尊厳」のためかしら。
倫理委員会からお咎めが出たのでしょうか?


なにはともあれグウェンとは仲良くなったようですし、仲間も増えてよかった、よかった。
でも、表紙を見て期待したほど深い仲になったようではないので(どんな仲だよ)、なんだかその辺もいまひとつ消化不良な感じで…。

途中の腰のあたりをまさぐるうんちゃらかんちゃら、ってくだり…。
「なんじゃあそのオチは~~!?」と叫んだ人は少なくないですよね。
読者サービスとしてなら中途半端すぎなので、無理に入れなくっていいです。爆


そして最後、ヴォルフをお風呂に誘うシーンで「ユーリ、あなたをそんな子に育てた覚えはありません!」とギュンター調で叫びたくなりましたが、あの展開はさすがのヴォルフも気の毒…。

既成事実を作りたいのか作りたくないのか、正直ヴォルフの態度も煮え切らなくてイライラしますが、そうなっては作品のカテゴリーそのものが違ってしまうのであり得ないでしょうね。←当たり前?

まあ、今回もコンラッドは忠義なる臣下らしい態度で接していて◎。
ただし、あの屈伸運動での密着はなんら必要ないよね。
彼の本音もいまいちつかめないです。←それは狙い?

「多少BLっぽいけど、免疫のない私でも楽しめます!」というレビューが多いので、きっとそういった読者に配慮してるのであろう描き方がはがゆいというか、なんというか。

でも、このはがゆさがまた新鮮でもあるので、このままのテイストをしばらく楽しんで行きたいと思います♪

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