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高口里純「美しい美しい美しい」(太田出版/Fx COMIX)

高口里純さんの「美しい美しい美しい」(太田出版/FxCOMIX)を読みました!

美しい美しい美しい

「美しい美しい美しい」#1~#4
「マンガ・エロティクスF」2006年vol.38~vol.41掲載

【同時収録】
「after story」(描きおろし)
「白い指の悪魔」(「マンガ・エロティクスF」vol.43収録)


冷めた瞳の男子高校生・晃(こう)と、彼の前にあらわれた、別れた彼女の兄・秋生(あきお)。彼は、妹と同じ桜貝のような美しい爪をしていた。晃は、自分を「汚い」ものと嫌悪する秋生に次第に興味を持ちはじめ、二人の心が交差してゆく。少年二人の「二度とは戻らない、青い季節」を描く、センシティブ&エロティックストーリー。


-------

1985年、角川書店から発行された月刊「ASUKA」(現在は「Asuka」)創刊をリアルタイムで経験し、「花のあすか組!」に大変なインパクトを受けました。

だから高口里純さんと言えば、少女マンガ界の大御所!のイメージが強かったのです。

けれど。

近年BL作品を読み返すようになってすぐ、あの山田ユギさんは「高口組」の出身で、つまりは高口さんはユギさんのお師匠さまだということを知り、愕然としたものです。

今までもあちらこちらで見かける作品が多作、かつジャンルの間口も広い作家さんだとは思っていましたが…。
いつの間にかに「本格的BL作家さん」に転向されていらしたんですね~。

そんな高口さんの最新刊「美しい美しい美しい」。

オジさま大好きな高口さんが描く高校生同士の純情は、あくまで耽美な世界に存在していました。


いいですね…「耽美」!
大好きです~!!

もともと「こちら」の世界を知ったのが「JUNE」との出会いでしたから、(今や古典ともいえる吉原理恵子さんの「間の楔」(光風社出版版)で洗礼を受けました…)耽美こそが、BLの原点だと思っております。

そして己れの「や○い」の原点は、「六神合体ゴットマーズ」かと。
「あ、マーグ」とか「な、マーズ」とかね…。←我ながら、古ッ!滝汗


高口さんの描くBL作品は、初期のものこそ高校生が多く登場します。
最初のBL作品である「幸運男子(ラッキー君)」全2巻(角川書店)、原作を担当なさった「きみには勝てない」全3巻(芳文社/作画担当は高口さんのご指名で穂波ゆきえさん)とか、さすが暴走族描かせたら天下一品「クロイツ」(角川書店)etc、etc…。

近年の作品ではすっかりオジさま達が幅を利かせ…大活躍!しておりますから、高口さん、すっかり「オヤジ萌え」に移行したかと思っていましたのに…。
なんと高校生同士のお話とは…!!

声優ものの「叫んでやるぜ」(双葉社)や官能作家が主役の「PINK」(徳間書店)なんて、途中は「おお!こりゃ高校生パワー炸裂か!?」と思わせといて、結局はおっちゃんたちが大張り切りなんですもん~~。
いや、天竜さんとか大好きですけどね…。汗

でも最近個人的に、オヤジは嫌いじゃないけど、そんなに好物でもないらしいことに、気づいてしまいました。
ショタもダメ、オヤジもダメとなると、我ながら守備範囲狭いなあ…。

それはさておき。

この「美しい美しい美しい」は、少年同士ならではの一瞬の気持ちや体の交差を描いていて本当に「美しい」です。
「耽美」のお手本のような作品。

「きれいなもの」と「汚いもの」。
大人になるとあいまいになるその境界線が、今だ根強く自我を左右する10代。
そんな時代の恋心を、こんなに鮮やかに切り取って見せてくれるなんて…!
作中で印象的な役割を果たすビーズのアクセサリーのように、繊細に揺れ動く少年達の気持ちの描写が素敵です。

さすが多種多様な作品を常に世に送り出しつつ、一定のクオリティを保つ続ける作家さんの才能をここにも見ることが出来ます!

それと、高口さんはHシーンは雰囲気で読ませる作家さんだと思っていたので(それでも充分に官能的なのがこの方のすごいところ)、この作品では二人の行為がかなりはっきりと描かれていたのが印象的。

なんで?
主役が若い二人だから??笑

描き下ろしの「after story」を読まないと、晃と秋生の恋の結末が非常に半端なものに感じられると思うので、マンガ・エロティクスFでしか読んでいない方には必読です。

最後にあっと驚く仕掛けがしてあることが多い高口作品ですが、こちらも今後「どう」転ぶのか、読み方次第の終わり方。
私としては、もう一度二人が向き合って本音を語り合って欲しいかな。
互いの背中を見送るだけなんて、ただの青春の「美しい」思い出にするには、もったいないですからね。


同時収録の「白い指の悪魔」も、とても耽美的。
今だかつてない新しい切り口の物語ながら、根底に流れるテーマは不変。
最後は「死」によって引き裂かれるというのは、耽美派にとっては永遠のセオリーなのです。

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コメント

似てますね。
papicoさん。こんにちはー(*^_^*)

papicoさんも「ゴットマーズ」お好きですか!?
私も好きだったんですよー!
前に「ゴットマーズ」のことを、ブログでちょこっと書いてみたんですけど・・・知ってる人がいなくて寂しい思いをしておりました;;
やっと仲間発見です♪
(「あ、マーグ」とか「な、マーズ」って、なんでしょう??)

映画版がニコニコ動画にUPされてたんで見たんですけど、コメントも少なくて・・・。
「ゴットマーズ」って30年近く前だし、再放送がなかったんで、みんな覚えてないのかなぁ?;;

あまりの嬉しさに「ゴットマーズ」話をしてしまいました・・・(汗)

papicoさんも、吉原先生の作品でこちらの世界にですか。同じですね(笑)
高口先生の作品は「幸運男子」「叫んでやるぜ」「PINK」「世の中~」と読みましたが、「美しい美しい美しい」は未読です。
高口先生の作品って、エロは雰囲気で読ませますもんね。(「幸運男子」は描写が無くても、美エロの見本だと思いましたよ)
それが、今回は描写があるんですか!?見てみたい!今度買ってみます。

>ショタもダメ、オヤジもダメとなると、我ながら守備範囲狭いなあ…。
私も全く同じです。小学生や40代は無理かな。中学生はギリギリ。
papicoさんの守備範囲は、どのくらいですか?

ほんとですね♪(嬉)
ミケリスさん、こんにちは!

「ゴッドマーズ」は小6の時に見ていたんですけど、これをきっかけに好きが高じてアニメ雑誌を購読するようになって(今思うと「ジ・アニメ」と「アニメディア」…全然タイプが違う2冊でした。)、そこのアニパロのイラストコーナーに、よく「雨具」を着た「マーグ」と、「なまず」を抱いた「マーズ」のイラストが載ってたんですよ~。汗
なんだか25年たった今でも印象的で。笑

そして、「兄弟モノ」を意識したはじめての作品です。
主題歌が「愛の金字塔」ってタイトルだったのもインパクトがあって今でも歌えますし、マーズの「とり・・・とりさん・・・」って台詞は、当時友人とよく真似してました!爆

たまに周囲に聞いてみると「覚えてる」って方もいるんですが、大抵は「?」って感じなので、私もさびしく思っていました。
ご存知の方がいらしてホント嬉しいです♪


それと、高口先生の作品もほとんど同じものを読んでますね~!
私も「幸運男子」が1番好きなんです!
あれは泣けました~。
「幸運男子」が高口先生が初めて描いたBLだと知って、さすが大御所はすごいとびっくりしたものです。
実はこの記事を描いた後に「世の中~」を読んだのですが、比較しちゃうと「美しい~」は全然あっさり気味かも・・・。汗
でも、少年らしい色気があっていいですよ!
独特の雰囲気は健在です♪


>私も全く同じです。小学生や40代は無理かな。中学生はギリギリ。
激しく同感です!!特に「小学生」はぜったいNG~!!

一番好きなのは「大学生」・・・かも。
続いて「20代リーマン、もしくはその世代の自由業」って感じです。
高校生も苦手だったんですが、石原理さんの「あふれそうなプール」に今さらハマって多少広がりを見せてきました。
でも、学年が上がって来たほうが安心できます。笑

でも、どの世代もきっとキャラ次第って感じですよね?

話がいろいろ飛んでしまいました(笑)
papicoさん。こんばんは(*^_^*)

私は『ゴットマーズ』見てた時、小3でした~。
この位の年の記憶って、殆どないんですが『ゴットマーズ』だけは覚えてます。
それだけ強烈なアニメだったんでしょうね。
その後に発売されたOVA『17歳の伝説』は、papicoさんご覧になりました?
新しい登場人物が出て、マーグの方が主役っぽかったような・・・。

>でも、どの世代もきっとキャラ次第って感じですよね?
そうですね。キャラが良ければ、受け入れられますね。(それでも小学生は無理かも)

脳内メーカー面白いですよね。私は自分の名前とかでもやってます。
papicoさんは、相関図ジェネレーターってご存知ですか?
こっちも面白いですよ!
http://genzu.net/sokan/
「健気受け」とか「俺様攻め」とか出てきて、腐視点っていうのがなんとも(笑)
こっちは相関図がDLができなくて、ブログに載せられないのが残念ですが。

ところで、「間の楔」セリフ入りバージョンを発見したので、私のブログにUPしました。
こっちは、塩沢さん・関俊さんの声がバッチリ聞こえますし、アニメ全体の雰囲気が良く分かります。編集が凄く良いので1度ぜひ、見てみてください!泣けます~。
いろいろ教えて頂いて感謝感激です!
ミケリスさん、こんばんは!

小3でちゃんと内容も覚えてらっしゃるとは、スゴイ!
私なんて印象的なことはしっかり覚えてますが、たいぶ記憶も薄れてきてしまいましたよ~。涙

>その後に発売されたOVA『17歳の伝説』は、papicoさんご覧になりました?
>新しい登場人物が出て、マーグの方が主役っぽかったような・・・。
そういえば・・・・ありましたね!!
タイトルには聞き覚えがありますが、残念ながら見た記憶がありません~。涙
映画は見に行きました。洗脳シーン目当て…。笑

それから、相関図ジェネレーターも初めて知りました~!
さっそくやってみましたが、面白いですね♪
残念ながら私が試した範囲では「腐的」な単語が出てこなかったので、またイロイロ挑戦してみます!

「間の楔」のMADは素晴らしいですね~!
塩沢さん~~~!!!涙
寿命が延びます。笑
DVDなんとか手に入れられるよう(もしくは借りられるよう)頑張って探しますね!

ミケリスさんにはいつも教えて頂いてばかりですが、本当に感謝です♪
また色々と教えて下さいね~(^o^)/
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