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石原理『ひまわり 1』(HUG COMICS)

なんか。
感想あげるのが久しぶり過ぎて、戸惑ってます…。
感想ってどう書くんでしたっけか…??汗

と、そんなブルーな気持ちを一瞬で吹っ飛ばすような快作、石原理さんの『ひまわり 1』(HUG COMICS)を読みました!

石原理 ひまわり1
なんか、胸んとこが、ぎゅっとする。
たぶん、お前のせいだ!!

元伝説のトラック野郎、「竜巻の一輝(子持ち)」がはじめた、ワケありラーメン人生。仲間に助けられ、ぶきっちょだけど、一本気なラーメン屋・一輝が業界大手「春野フーズ」社長で義兄でもある実篤の妨害に牙をむいた!!

■初出■
第1回…Hug-コミハグ-vol.2掲載
第2回…Hug-コミハグ-vol.3掲載
第3回…Hug-コミハグ-12月号掲載
第4回…Hug-コミハグ-4月号掲載
第5回…Hug-コミハグ-6月号掲載
第6回…Hug-コミハグ-8月号掲載
第7回…Hug-コミハグ-10月号掲載
第8回…Hug-コミハグ-12月号掲載
描きおろし…食べるヤツら

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「熱いハートがガチにぶつかりあう!
この本気、マジにヤバイっす!!」

元伝説のトラック野郎「竜巻の一騎」にはどうしても貫かなければならない信念があった。ぎこちない手つきで作る一杯のラーメンは、二つの魂が結実した、まっすぐな生き様そのものだった!!
(帯より抜粋)

ってもう、この帯からして熱いッス!

担当さんの作品にかける熱い思いが伝わってきますよ~。
書店のお姉さんにもその情熱が伝わったのか、10冊以上平積みでしたし。笑

ところで。

Hug」って休刊しちゃったと思うんですが、「1」とあるからには「2」も出るんですよね!?
こだかさんの『BORDER』みたいに、モバイル配信とかしてらっしゃるのでしょうか??

ふむふむ。今久しぶりにサイト覗いてみたら、しているらしい。汗
(ついでに、『BORDER』の2巻は9月単行本発売予定だそうです!さらに通常版に加え、限定5000部のドラマCD版も発売予定だそうです!キャスト気になる!)

でも、私はモバイルのちっさい画面で漫画を読む気には到底なれないので、是非とも紙媒体での出版を心待ちにしております~。

さて。

今回、この作品を読んで私は実感しました。
年をとってみないと、わからないものもあるってね。

石原さんがBL界の山田○二監督に思えてきた、「日本人の情」に訴える快心の一作でした!


この前の『テッペンカケタカ 1』(感想はこちら)の時に感じたことを、今作でしみじみと思い知りました。

つまり石原さんの作品には、日本人の「情」に訴えるなにかがあると。

前作のテーマが「任侠」絡みだとすれば、今回はストレートに「トラック野郎」が主人公。(”元”だけど。汗)

となるともちろん、この『ひまわり』は「笑い・義理・人情・猥雑さ」を盛り込んだ、喜活劇…な訳ですね!(wiki「トラック野郎」の項から引用)

しかも、人情喜劇として面白ければ、もうラブなんてどうでもいい~ってことにならないところが、石原さんのすごいところ。

人情とラブの見事な両立です!

作品の真ん中にはどっかりと、一輝の一途ででっかい愛があるんです!!

ああ、もう、それだけで涙がでそう…。←やられすぎ

単行本で第一話を読み出したときに、表紙の人物がぜんぜん登場しないのが不思議でしたが、読みすすめるうちに納得。

作品中には2回、3回とドンデン返しが登場して、最後まで勢いを失うことなく、読者をまったく飽きさせません。

しかも、登場するキャラがみんな立っていて、誰が主役でもおかしくないほど。

元カリスマトラック野郎で、現ラーメン屋店主・一輝(ワケありの子持ち)。
食品会社社長で一輝の最愛の人、マリエの実兄・春野実篤。
一輝を心から愛し、尊敬する現役トラック野郎にして、月10万HITラーメンブロガー・翔。
その翔に想いを寄せる新米運転手・・・と見せかけて、実は配送屋の跡取り息子・力也。

この4人が織り成す四角関係と、今は亡き一輝の最愛の人・マリエが残したラーメン屋をめぐっての丁々発止の物語です。

このマリエがね。
正体は明かしませんが、すんごい「美人さん」なんですよ。

しかも、
「ええ!?そうだったの!??」
って、びっくりを演出し続けて、死んでさえ、なお鮮やかに心に残り続ける人なんですよね。

天使のようなその微笑には、一輝でなくともノックアウトされます。笑

ともかく。

なんかもう、石原さんの最近の作品はボーイズ達のラブを超えた、でかい人間愛に話が発展していってる気がする。

人情、とか、男気、とか、日本ではとっくにカビの生えてしまったような概念に、こんなに心を動かされ、ちょっと前までは「ダサイ」と言われてもおかしくなかった「一途な男っぽさ」に、まさかこんなに"萌え”が存在するなんて・・・。

小さい頃は見てもさっぱり面白くなかった「寅さん」の映画を(失礼)、大人になって偶然見返した時についホロリとさせられて、そんな自分に驚いたことを思い出しました。

年をとってからじゃないとわからない人情の機微、と言ったものはたしかにあるんですね。

ともかく、この面白さを語るなんて、落語を聞かずしてオチを知れというようなもの。

機会があったら、ぜひ一読をオススメします!

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