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『特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」』東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の、特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像」 に行ってきました!


受胎告知
レオナルド・ダ・ヴィンチ
 「受胎告知」(1472-73年)
 ウフィツィ美術館蔵
Su concessione del Ministero per i Beni e le Attività Culturali

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『受胎告知』は15年ほど前、ウフィツィ美術館で一度見た経験があります。
学生時代に美術史をやっていたので、卒業旅行でヨーロッパの大きな美術館を巡る旅に出かけたのです。

でも…なぜか、その時の『受胎告知』の記憶はあいまい…。
同時に見たボッティチェリの『春』が印象に強く残っているせでしょうか?

15年ぶりの再会を楽しみに、上野に向かいました!


前日の雨のおかげで、空気もさわやか、上野公園の新緑も美しい金曜です♪
普段アートの展覧会には、よほど気の会う友人か、1人で来ることにしています。
今回はチケットの都合もあって、1人。

『受胎告知』のために、行列は必至だろうと踏んで音楽に小説も完備!これで90分待ちまでは頑張れます。

そして、10時半に入り口に到着。
すでに右手には行列が見えています。

そこが『受胎告知』が展示されている第一会場。
第二会場の「平成館」と、どちらから見ても可とのことでしたが、やっぱりここは順番どおりいきたいと思うのが日本人の性。

多くの修学旅行生と、年配の方の間にもぐりこみ、並ぶこと30分。
時間つぶしグッズのお陰で、あっという間に会場入りです。
(手荷物検査で、ぐちゃぐちゃのカバンの中を見せた時はちょっと恥ずかしかった…。)

館内はゆるいスロープになっていて、一番奥にぼんやりとした照明に照らされた『受胎告知』が展示されています。
「あった!あった!」
でも、その前には当然のように、黒山の人だかり…。

根気よく並んで、至近距離で見ることにしました。

絵画保持のため、特に中世以前のものを日本で公開するときにはすごくくら~い照明の中で鑑賞する事が多いです。
でも、これって本場でもそうだったっけ??

確か、ウフィツィ美術館では普通の照明で、しかも特に覆いもなくそのまま展示されていた絵画も多かったですよ。(90年代初頭の記憶。)
でも、その時の『受胎告知』に関する記憶はいっさい戻らず…。汗

最近視力が特に弱くなってきているので、暗い中だとぜんぜん見えない!!
特に、大天使ガブリエルの足元の「花」が見えない!!
あそこをペンライトで照らし出せたら~~~!(←やったら捕まります)と願いつつも、押し寄せる人並みに押されて無常にも会場外へ。

な、なんだか「あっ」という間の再会でした。

そしてそのまま第二会場へ。
こちらはすんなり会場入りできました。

第二会場は手稿をもとに制作した「模型」や「映像」などから、ダ・ヴィンチの芸術から科学にわたる広範な試みを紹介する趣向です。

ダ・ヴィンチの多方面に渡る影響を網羅した展示をめざしたらしいのですが、やはりそれでは広く浅く、な印象が否めません。
でも、模型や画像を多用しての展示は、素人にもわかりやすく、ダ・ヴィンチが天才と呼ばれる所以を実感できました。

いや~それにしてもすごいよ!
ヴィンチ村のレオナルド!!
まさに天才です。

「ダ・ヴィンチが絵画で成功していたら、画家としての注文が殺到し、こんなに多岐にわたる実験や研究はなされなかったであろう」と言われていますが、今になると後世にとってはそれでよかったのだと思えてしまいます。

「天才とは個人のことではなく、時代と人が作るもの」と聞いたことがありますが、確かにダ・ヴィンチの登場はこの時代には早すぎたのかもしれません。

「もしこの人がパソコンを手にしていたら」と、ぼんやり考えていたところ、後ろのカップルの若い女の子もまったく同じ台詞を彼氏に言っていて驚きました。

きっと会場の多くの人が、同じ夢想をしていたに違いありません。

もし、ダ・ヴィンチが現代にいたら…きっと、ドラえもんもアトムも21世紀の夢じゃなかったかもね。

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