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高永ひなこ「恋する暴君 3」(海王社/GUSH COMICS)

引き続き、「恋する暴君」第3巻(海王社/GUSH COMICS)を読みました!

恋する暴君 3 (3) 

「お前だから、ギリで我慢できてるんだろーがっ!」と特別宣言をもらったものの、1週間に1度のHの約束も、うやむやにされ煮詰まっていく森永…。酔った宗一を送る途中、往来で思わず仕掛けてしまうが、それを見ている人物がいた…!
凶暴凶悪、史上最も手ごわい受・宗一に天敵現る!?
(2006年12月初版発行)

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「殴る・蹴る・暴言を吐く」暴君・巽宗一に恋する森永。
体の関係は「ギリ」で我慢していると言って貰ったものの、メンタルな部分を確かめたい。
そんな時に予期せぬライバル出現か!?

「ワンコの皮を被った狼攻」x「初心な女王様受」のゴールデンカップルの恋物語。
なかなか進展しない二人の関係に、読んでるこっちもヤキモキしちゃう第3巻です!


「表紙にいるこの人誰なのかな~、もしや真崎さん!?」(←森永の初恋の人)
なーんて前作「チャレンジャーズ」を未読の私は、思いっきり見当違いな思い違いをしてしまいました。
ずいぶんふてぶてしくなって~~、なんて思ったら似ているのは髪型だけでしたね。
凶暴凶悪な暴君・宗一をいいように振り回すのは黒川(宗一の弟・巴くんの恋人…というか、夫!?)の友人・磯貝太一郎!
この人のお陰で、3巻では宗一のあり得ない姿が次々とお披露目されていきます。

シリアスな感じで終始した2巻(感想はこちら)と違って、3巻は笑いどころがいっぱいでとっても楽しめました!

往来でのXXシーンを磯貝に目撃されてしまったがために、何よりも苦手なカラオケにつき合わされ、おまけに連日のアニソン地獄に落とされる宗一…。
生まれて初めて握ったマイクで強要されるのは、国民的人気アニメ「ドラ●もん」のテーマソング!!

すごいよ!磯貝さん!!
宗一を軽々と手玉に取るなんて、只者じゃありません!!
この人のために「チャレンジャーズ」全4巻、買ってもいいかなって気になってきちゃいましたよ。笑

夜な夜な自分の誘いを断って出かける宗一に、森永は不信感いっぱい。
変装(…?)してストーキングに及び、果ては「浮気」と勘違いして磯貝に言いがかりをつけ、宗一に思いっきり殴られてしまいます。

その後勘違いを訂正しようとする宗一と森永の会話に、重大な宗一の気持ちが…!!

「ホントに あの人とは何もない…?」
「しつこいっ!」
「ホントに俺だけですか」
「そうだよ お前だけ! 誰とでもできるかあんなこと!!」
その言葉を聞いて、すっと宗一の手を握る森永。
じっと宗一の瞳を見つめてつぶやきます。
「もう1回言って… 俺だけ? 本当にオレだけ…?」

はは~~ん。
これが、正しい“ワンコ攻め”ってやつですね。
「ワンコ」がいまいちBL用語としてわからなかったのですが(虐げられても蔑まれても、どこまでも尻尾を振ってついてゆくヒト…と自分定義してました)、このシーンで納得です。

この時のエンゼル君=森永の瞳をご覧下さい!
まるで捨てられた子犬のように濡れております~。
この表情で迫られては、さすがの宗一も赤面するのは無理もありません。笑


それにしてもこのシリーズ、宗一の気持ちが本当にわかりかねます~。
森永の百戦錬磨の超絶テクを前にすると、抵抗する気もなくなってしまうのでしょうか??
それもわかる気もしますが、迫られれば絶対本気では抵抗しませんしね。
森永でなくとも、その真意を確かめたくもなるというものです。

不安のあまり、宗一に詰め寄る森永。
あくまでも嫌だやめろを繰り返す宗一に、とうとう今までの不満が爆発します。

「だったらなんで中途半端に受入れたりしたんだよっ」

そうだ、そうだ~~!!
と、思わず心で声援を送ってしまう私…。
このままでは森永があまりに不憫です。

ところが、この問いに対する宗一の答えがまたズレてるんですよ~~。
もう、いったい何なんじゃいっ


結局は森永と「そういうことをする」ことは、あまんじて受入れることにしたらしい宗一…。
つまりいつも不平不満たらたらなのは、森永とする「そういうこと」に対する照れ隠しってことなのでしょうか!?
ウブで純情な女王様が、素直になれずにひと言文句を言いたいだけ??

人は自分が直面したくない困難にあうと、気づかないふりをしてやり過ごそうとするらしいですが…もしやそれ!?
自分の気持ちから逃避しているのでしょうか??

わ、わかりづらいです~~。

でも、最後の仲直りHは森永のエロ魔人ぶりが炸裂!!
2巻の描き下ろしで発見した新しいポイントを攻めまくり、宗一はもうトロトロです。
涙目で訴える「もうお前の好き勝手にすればいい」発言には、森永ならずとも…
殺されます!笑

でもって、宗一も行為自体にはだいぶ慣れて来たようですな~。
いわゆる開発されちゃった、ってやつですね。爆

BLにおいては、たとえHが先行しても気持ちもすぐに追いつくのが定石。
なのに、宗一が鈍いのか、はたまた初心すぎるのか、メンタルな部分がまったく置いてけぼりなので読んでいてなんだかイライラしてしまいます~~。

まあ、これでヤッた翌日即効ラブラブっていうのも面白くないっちゃ面白くないんですけど。←どっちだよ。

宗一の場合は嫌よ嫌よも好きのうち、ってことなのですかね。
ここまでは宗一の無自覚無意識で引っ張って来ましたが、読者としてはそろそろメンタルなからみも期待してしまいます。
今後、この二人の距離が一気に縮まるような事件が起きて欲しい。

そうだ!
ここはひとつ、真崎さんに再登場願いましょう!!

でもってドロドロの愛憎劇の果てに、「やっぱり俺には森永しかいないんだ!」と世界の中心で宗一に叫んでもらいたい。←夢物語?

そんな自分本位な期待をしつつ、次巻を楽しみに待ちたいと思います。

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