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新田祐克『春を抱いていた8』(ビブロス/SBBC)

『春を抱いていた8』(ビブロス/スーパービーボーイコミックス)は相変わらずラブラブな2人にあてつけられて、香藤の友達が岩城さんに横恋慕…。どうする!?香藤!!


春を抱いていた 8 (8) 香藤が役者生命をかけて役を勝ち取った大作映画「冬の蝉」がクランク・イン目前!役作りに励んでいた香藤は、突然情緒不安定に陥ってしまう。岩城が理由を問い詰めると…。

「フィルム・パドック」 BE・BOY・GOLD 2003年2月号掲載
「アンロックド・セラー」b-BoyLuv 2003年1月号掲載
「トリック・スター」b-BoyLuv 2003年3月号掲載
「ノイズ・リダクション」BE・BOY・GOLD 2003年6月号掲載
「ウォーター・プルーフ」b-BoyLuv 2003年5月号掲載
「あらかじめ失うべき存在。」BE・BOY・GOLD 2003年4月号掲載
「EISWEIN」同人誌(「アイスバイン」2000年12月)より再録

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いや。
相当慣れてきたと思ってたんですよ。
新田さんの作風には…。

それがこの巻でまたしても「やられた!!」と思わされてしまったのは何故なのか!?

この2人の愛溢れる日常を、「ふむふむ。相変わらず仲良くやっておるの~」とあごひげを撫でながら温かく見守ってきたつもりですが、ここに来て「おいおい!!さすがにそれはヤバイだろ!!」と、大声を張り上げたくなりました。
いや、張り上げはしませんでしたが、つぶやいた。笑

「近頃涙もろくなってますよ~、岩城さん。」
「香藤、その佐和さん並にぶっ飛んだ思考回路を何とかしなさい。」
「こうなったら宮坂!!気張って2人に割り込んで見せろや!!」

いつになく独り言の多くなった8巻です。



【フィルム・パドック】

はい、皆さん。
この表紙に注目~!!

岩城さんの手に握られたもの…それは鞭!!しかも馬用!!
香藤をビシビシ調教しようとする意思の表れかしらん。
ご丁寧にも香藤のTシャツも馬柄です。笑

香藤の乗馬の練習にからめたんでしょうけど、新田さんのセンスここに極まれり!と膝を打ちました。←おおげさ

さて。

草加役を得て、役作りに没頭する香藤は、殺陣や乗馬の練習のために都合のいい実家に戻っていた。仕事の合間をぬって様子を見に行く岩城だが、香藤の様子がいつもと違うことに気づいて…。

周りからの期待とプレッシャーに押しつぶされそうな香藤。
いつもの野生馬並みの精力もさすがに減退です。
でも、だからと言って別に家まで出なくても!!爆

そんな香藤に、厳しくも愛情をもって接する岩城さん。

こういう時になんとかしてやるのが つ…夫の役目だろ?

と、香藤のそれに優しく口付けます。

ここで岩城さんがふと言い澱んでいるのが、またおかしい!!
香藤に対する自分の立場への戸惑いが表れていますね。
でも、普通の「妻」もそこまではしません。多分。


で、どっちがどうなの?と皆さん(とん○るずの石橋もね。意味違うけど。)2人のことを気にしてますが、挙式の時に神父さんが「互いを夫として」と、結婚宣言で述べています。
だから、それでよしとしませんか?←誰に言っているのか。

まあ、岩城さんの愛情により自信と精力を取り戻す香藤ですが、最後の岩城さんの言葉には大ウケ!!
新田さん、さすが上手いオチですな。


【アンロックド・セラー】

とまあ、相変わらずアマアマな2人に、ここに来て浅野君以上の「お邪魔虫」が登場します。
それが宮坂敬吾(みやさかけいご)くん!

小野塚悠(おのづかゆう)くんと共に香藤の同期で友人ですが、香藤がこの2人に岩城さんを紹介してから今までとは少し違った風が吹いてきました。

いやいやながらも2人にせがまれて、食事の席に岩城さんを呼び出す香藤ですが、いつも以上にお色気感たっぷり(に香藤には見える)な岩城さんにハラハラしっぱなし。
結局は嫉妬のあまり2人を置いて岩城さんを連れ出し、店の廊下で熱烈なチュー!!
続く香藤の台詞…

岩城さんが綺麗すぎるからいけないんだっ!!

には、爆ッ笑!!
香藤、あんたはいつだって真剣なのにね…すまん。
それにしても

俺の手で…熟成させた岩城さんを…


って、すごい自信!!
「香藤、実はそんな風に思ってたんだ」って、ちょっと驚きました。


【トリック・スター】

その後、ドラマで競演することになった宮坂&小野塚から、2人と香藤の出会いを聞いて愕然とする岩城さん。
根が真面目なだけに、知り合ってから冒していた香藤の行為に裏切られたと感じたのでしょうね。

そんな岩城さんをフォローしようと、半ば無理にHに持ち込む香藤。
マッチョに鍛え上げた香藤の肉体のパワーと、技巧的な口付けに岩城さんに抵抗の余地はありません。

…って、ここまではいつものパターンとも言えますが、さすがにあり得ない、いや、「あっちゃいけない!!」と感じたのはそれを宮坂と小野塚に見せちゃってること!!
新田さん、やってくれました!!

この時の宮坂と小野塚の反応の違いが、今後のお話に生きてくるのですが、だからってこんなぶっ飛んだことしちゃっていいのか!?
人間の倫理に反するのではないのか!?

え?
いいんですか?
そうですか。
世の新田祐克ファンの皆さま、これが「春抱き」の魅力なのですね。

ただ~~し!!
声を大にして一つだけ言っておきたい!!

私はBLにおいてはオヤジもヒゲもスネ毛も許容範囲ですが、(いや、岩城さんがおやじって意味ではなくてね)「黒い靴下」はどうなんですか!?
確かにあのシチュエーションで靴下脱がせるのは不自然かもしれません。
でも、だからってあの姿!!
それでお姫様抱っこされちゃってるし!!

いや~~~~!や~め~てぇぇぇぇぇ~~!!」←絶叫

この「黒靴下」に萌えたという方がいらしたら、その魅力をぜひ教えてください…。


【ノイズ・リダクション】

その後Hを2人に見せたことを岩城さんに怒られ、H禁止令を出されながらも、「冬の蝉」の撮影に張り切る香藤。
そんな香藤の切り替えの早さにとまどう岩城は、不注意からセットの橋から転落しそうになり、それをかばって香藤は怪我をしてしまいます。

撮影に集中出来ずに結果香藤に怪我をさせてしまった岩城は、深く反省。そして、岩城さんお詫びの「襲い受」…と、ことは運んぶのですが、「ああ、よかった脱いでくれて~」なんてとこで安心している私はすっかり黒靴下恐怖症
いっそのこと、岩城さんにも香藤のように「靴下ははかない派」になって頂きたいものです。


【ウォーター・プルーフ】

しょっぱなから宮坂の妄想には笑かしてもらいました!
あなたの頭の中で構築した「岩城受」はそんな感じなのね。爆
意外と乙女系が好きなんですね。

「マッスル番付」(「筋肉番付」春抱き判?)で岩城さんの唇をかけた宮坂との勝負に、怪我を押して出場した香藤は負けてしまいます。
そのことを知った岩城は、宮坂に対して香藤との関係がどういうものかを真剣に説き、キスを断念させます。

でも、手に入らないと思うとますます欲しくなるのが世の常、人の常。
このことが、逆に宮坂の岩城さんに対する異常な執着を生んでしまうのですが、それはまた10巻のお話。



自分が「ショタ」以外に「靴下(だけ着けたHシーン)」が駄目なことを知った、貴重な一冊。
ツッコミどころ満載ながら、2人のパートナーや仕事に対する気持ちの真剣さに考えさせられることも多かった8巻。以降「冬の蝉」の撮影が進んでいくのも楽しみです。


それにしても、長期連載なのにたるむどころかますますパワーアップしている感のある『春抱き』!
すごすぎます
香藤のおばかっ子ぶりに翻弄されているようでは、まだまだ修行が足りませんな。

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