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新田祐克『春を抱いていた』4・5(ビブロス/SBBC)

『春を抱いていた』4・5巻(ビブロス/スーパービーボーイコミックス)は、幾多の苦難を乗り越え愛を確かめ合う2人に忍び寄る暗雲が…といったところでしょうか。

春を抱いていた 4 (4)   4巻ではまだまだ笑顔の固い二人…。
   浅野くんの出現を暗示しているかのようじゃないですか!?
 「イクァリティ・ラヴァー」 b-BoyZips 2000年7月号掲載
  「クロス・ゲーム」 b-BoyZips 2000年9月号掲載
   「インサイド・レポート」b-BoyZips 2001年1月号掲載
   「his best」b-BoyZips 2001年3月号掲載
   「マザーズ・ルージュ」 b-BoyZips 2000年3月号掲載


春を抱いていた 5 (5)  やっと2人揃って笑顔になりました~~~!!
  なんだかこうして見ると、感慨深いですね。
  「サイレント・キラー」
  「寝ても・醒めても」
  「Always asking for the moon」
   「冬の蝉」
  2002年1月初版発行


互いに「月9」の主役に抜擢され、あまりの忙しさに一週間もご無沙汰の岩城と香藤。会いたい気持ちが限界を越えた香籐は、岩城の仕事場へ乗り込み、狭い車中で岩城を抱く。さらに岩城の新マネージャーとして、役者の卵・浅野が登場し、売名のために2人を利用しようと画策し始め、そんな態度を不安に思う香藤は岩城をなじるが…。


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新婚でラブラブな毎日を送る2人。
互いの仕事が順調なのはいいのですが、でなんと対番でライバルに!!
テレビなんて視聴率を稼いでなんぼの世界。
同業者としてはシビアな関係ですね。

でも、ここら辺りからがきっと新田さんの描きたかったことなのではないかしら?

大変貴重な岩城さんの「攻め」っぷりと、2人の前世編として人気を博した『冬の蝉』も堂々収録の2冊です!
どうぞハンカチのご用意を忘れずに。


そうだよね。
香藤くんだって、「愛されてる」って実感が欲しいよね。
「クロス・ゲーム」を読んで、しみじみと思ってしまいました。

このお話では、いつも香藤くんの溢れる愛を受けっぱなしの岩城さんが果敢に「攻め」に転じております!
思い起こせば…はじめにHした因縁のオーディション以来!?

岩城さん、メチャメチャ攻めいけてるのに~~。
ていうか、こちらの方が絶対しっくり来てますよ!
絵的に。(年下攻めが好きな方、すみません。)

そもそも岩城さんも香藤くんも、性癖として「タチネコ」を選んでいるわけではないのであって、その気になればどっちもいけるってのは理解できるんですが。

売名目的で岩城に近づき、確固たる信頼を得た挙句に裏切り行為にでた浅野に対し、香藤が言い放ちます。

岩城さんにとって、男を抱くという行為には
身体だけじゃない 気持ちの上での大きな「意味」がある事なんだ


そ、そうだったのか~。
いつもは香藤くんが抑えられずに、暴走しちゃってます!!位に思ってましたよ。
しかも、岩城さんが突然可愛くなっちゃうから、こりゃやめられないよね~~、みたいな。←軽ッ!
あああ、まだまだ愛については学ぶべきことが多いですね。

普段ふにゃふにゃしてる(失礼)分、こういう時の香藤くんはとてもカッコよいですね

さて、そんなこんなでますます愛が深まる2人。
浅野くんとの浮気騒動後のリビング仲直りH(でも岩城さん、ダイニングテーブルじゃ痛そうだから、せめてソファに移動してあげて…)も、温泉旅館での和室Hも、もう激しすぎです!
あなた達!!
香藤くんの若すぎる暴れ馬を、よくぞ岩城さん受け止めてます…。汗


【4巻収録】「マザーズルージュ」

佐和さんと雪人くんの過去のお話です。
かつて警視庁のキャリア官僚の過去を持ちながら自らの性に悩む佐和と、母を父に殺されたショックから言葉を失った雪人が互いを理解し、必要とする関係になるまで。

今の幸せを手にするまでの、2人のあまりにつらい過去が胸を締め付けます。
それにしても…男装?の佐和さん、かっこ良すぎです!


【5巻収録】「春を抱いていた」前世編「冬の蝉」

岩城と香藤の前世編として、もとともと時代物のお好きな新田さんが設定した作品。とてもクオリティが高くて、単独の読み物としても充分堪能できます。

幕末、敵対する藩同士の草加(香藤の前世)と秋月(岩城の前世)は運命的な出会いを果たすが、二人の想いは、時代の波に翻弄される。明治の世になっても、思うままにはならない二人の愛。その行き着く先はあまりにも哀しすぎた。

5巻の帯のあおり「前世の分まで、幸せになろうね」にぶっ飛びましたが、こういうことだったのね~~。
それなら今の甘甘振りにも目をつぶらないと~、と思わせる秀作。

こちらのお話、7巻以降2人が主役となって映画になります。
そっからまたお話が盛り上がって新田さんの本領発揮なので、後で絶対5巻を何度も読み返してしまうと思いますよ。


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