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HOME>[ライトノベル]桑原 水菜/炎の蜃気楼

桑原水菜「炎の蜃気楼」6~8巻(集英社/コバルト文庫)

「老眼」で悩むのはまだ当分先だと思っていましたが、これは認識が甘かったかと嘆息する今日この頃…。
いや、ちがう。
これは「眼精疲労」というものなのよ、と心中でささやかな抵抗をしつつも眼の疲れ・かすみに悩まされております。
ええ。
それはもちろん、このところずっとこの大作に翻弄される日々を送っているからに他なりません。

と言うことで、桑原水菜さんの「炎の蜃気楼(ミラージュ)」6~8巻『覇者の魔鏡前・中・後編』(集英社コ/バルト文庫)を読みました!


炎の蜃気楼(ミラージュ)〈6〉覇者の魔鏡 前編 (コバルト文庫)『覇者の魔鏡 前編―炎の蜃気楼(ミラージュ)6』
日光東照宮から、何者かに盗まれた秘宝、『恙鏡(つつがきょう)』は、人間の魂を封じこめる魔鏡だった。一方、由比子とともにプールに出かけた紗織は、謎の白い腕が次々と若い女性を水の中に引きずりこむのを目撃する。〈闇戦国〉の北条の動きをめぐって、霊が活性化しているのだ。紗織の連絡を受けて〈調伏〉に向かった高耶たちだが、彼らを待っていたのは、練馬城の悲劇の姫・伊都と豊島一族の怨霊群だった。
(1992年5月10日第1刷発行)


炎の蜃気楼(ミラージュ)〈7〉覇者の魔鏡 中編 (コバルト文庫)『覇者の魔鏡 中編―炎の蜃気楼(ミラージュ)7』
「恙鏡(つつがきょう)」に魂を封じられ、北条氏照の手に落ちた高耶。思念波によって送られた映像を頼りに箱根に駆けつけた直江が見たのは、生きる屍と化した高耶の姿だった。「闇戦国」制覇を目論む北条一族は、景虎の魂を神木に木縛し、霊的な兵器にしようとしているのだ。一方、伊達小次郎に拉致された譲は、森蘭丸の催眠術によって、封印されていた強大な〈力〉を、徐々に発現させようとしていた…。
(1992年8月10日第1刷発行)


炎の蜃気楼(ミラージュ)〈8〉覇者の魔鏡 後編 (コバルト文庫)『覇者の魔鏡 後編―炎の蜃気楼(ミラージュ)8』
「このひとを、鏡の中から解放してほしい」それが、直江が選んだ願いだった。北条氏康の化身した竜が持つ恙(つつが)鏡に呼応し、魔鏡から高耶の魂が放出された。意識を取り戻した高耶は風魔が支配する箱根を脱出し、譲が木縛されようとしている日光へ向かうのだった。天海僧正が徳川幕府守護のために、強力な呪法を行ったという『関東大三角』をめぐって北条と上杉夜叉衆の最終決戦が始まった。
(1992年10月10日第1刷発行)


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うがッ!?
表紙のイラストがこれまでの(1~5.5巻の感想はこちら)「バトルもの」から「BLもの」にぃ~~!
突然路線変更しまい、家人からのチェックが面倒なため、8巻からはカバーをつけて読んでいる次第であります。

でも、ここしばらくの間あまりに没頭して読んでいるので、一体何を読んでるのか唐突に問われました。(そもそも漫画以外を読んでいるということが珍しいらしい。)

その時は丁度浜田翔子さんのイラストに変わった「炎の蜃気楼(ミラージュ)13 黄泉(よみ)への風穴 前編 」を読んでいたところだったので、堂々と表紙を見せたわけですよ。
これが「炎の蜃気楼(ミラージュ) 11 わだつみの楊貴妃 中編」だったら、あまりのきわどさに、とても見せられませんが。汗

とりあえず「戦国武将が現代に生まれ換わって、再び天下取りをするという壮大なスペクタルバトルものよ!」と、ざっくり説明してみましたが、レーベルが“コバルト文庫”ということに目ざとく気づいたらしく「それって普通は女子中学生とかが読むものじゃないの?」と、妙に鋭いツッコミをされてしまい、言い返せずになんだか悔しかったです…。

とまあ、家人からの冷ややかな視線と、活字を読むと起こってくる眼痛&頭痛のダブルパンチと格闘しながら、何とかかんとか読み進めている「炎の蜃気楼」!

ここらで一旦感想をあげておかないと忘れてしまいそう。←すでにかなり怪しいし。汗

直江と高耶、二人のこれからの運命を決定させた「覇者の魔境編」感想です!



【覇者の魔境〈前・中・後編〉】

日光東照宮から、『恙鏡(つつがきょう)』が何者かによって盗み出された。それは人間の魂を封じこめる魔鏡として知られる秘宝であった。
そんな時、直江の元に一人の女性が弟を救って欲しいと訪ねてくる。交通事故のあと、軽症にも関わらず意識が回復しない弟が、たびたび鏡の中に現れると訴える麻衣子のために、直江は事故現場である日光・いろは坂に出向くことにする。そこには、神木である杉の木に魂を縛られて逃れられないでいる麻衣子の弟・慎也の姿があった。
 その頃、夏休み最後の思い出にと由比子とともに東京のプールに出かけた紗織は、謎の白い腕が次々と若い女性を水の中に引きずりこむのを目撃し、高耶に連絡して“調伏”を頼み込む。到着した彼らを待っていたのは、練馬城の悲劇の姫・伊都と豊島一族の怨霊群で無事調伏は済んだものの、直江のことで千秋と喧嘩になって気分を害した高耶は、皆と離れて一人別行動をとってしまう。その後、向かった新宿で喧嘩に巻き込まれ、怪我を負った高耶に声をかけて来た人物がいた。その人物こそ景虎の次兄である北条氏照だった。
だが、氏照の計略によって、「恙鏡(つつがきょう)」に魂を封じられてしまう高耶。
思念波によって送られた映像を頼りに箱根に駆けつけた直江が見たのは、生きる屍と化した高耶の姿だった。「闇戦国」制覇を目論む北条一族は、景虎の魂を神木に木縛し、霊的な兵器にしようとしていたのだ。そんな高耶の姿を見て、“鏡の中なら、永久に一緒にいられる”理想郷だと気づき苦悩する直江。氏照に対して、「北条の重臣に取り立ててくれれば、自分が遺体の処置を行う」と申し出る。
だが、「この人を、鏡の中から解放してほしい…」それが、直江が最後に選んだ願いだった。
北条氏康の化身した竜が持つ恙(つつが)鏡に呼応し、魔鏡から魂が放出され、意識を取り戻す高耶。北条家の擁する忍である風魔一族が支配する箱根を脱出し、もう一人の強力な力を持つ贄として譲が木縛されようとしている日光へ救出に向かうのだった。
天海僧正が徳川幕府守護のために、強力な呪法を行ったという『関東大三角』をめぐって北条と上杉夜叉衆の最終決戦が始まった。

※文中の恙(つつが)という文字には原作では“けものへん”がつきます
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世界史専攻の身には、やはり戦国武将たちの勢力争いの構図がすんなり頭に入って来ないわけで…。
それはつまり、読むのにすごく時間がかかってしまうというわけで・・・。
さらに、20分も読み進めると、目の奥がずきずきとして来て、構わずに活字を追い続けていると、今度はこめかみの辺りまでもが痛んでくるわけで…。
昨日は1冊読むのに7時間もかかってしまったんですよ、父さん…。

と、こんな状態に陥りながらも、続きが気になって、気になって、読み耽ってしまう。
怖い。
このままじゃあ「ミラージュに憑り殺されるぅ!」
と、それはないにしろ、確実にまた視力が下がりますね。
ま、命とられないだけいっか。←そうか??

それはともかく。

いよいよこの「覇者の魔鏡編」で、風魔小太郎の登場です!
忍びゆえに人間としての感情を持たない鉄面皮の「サイボーグ人間」、小太郎。
背中に揺れるツケ毛がチャームポイントでっす♪
さらに「しえぇ―――っ!!」と言う妙な気合の入れ方で発動する不気味すぎる忍術の数々…。
けれど、この瞬間思わず「イ●ミ?」(byおそ松くん)と、ツッこんでしまったのは私だけではあるまい。(詳細は「後編」P164以降の直江との一騎打ちを参照されたし)

なにはともあれ、彼の存在自体が面白すぎ~!!
次は何を言うのか、何をやらかすのかが、とっても楽しみなのです。
(ちなみに、高坂弾正にも同じにおいを感じています。笑)
しかも、小太郎は当初ぽっと出の単なる脇役なのかと思っていたら、実は第二部(13巻)以降もかなり重要な位置を占める要注目キャラで、それは予想外の驚きでした。

そして、やはり見逃せないのが、景虎の直系のご家族、北条一族(父・氏康氏 長兄・氏政氏 次兄・氏照氏 さらに大叔父の幻庵)の個性豊かな面々。

いや~、氏康氏が竜と化身してしまっていたのはビックリしました。
しかも、その背に高耶が乗ってしまうって…。
「ぼおやぁ~、よいこだ、ねんねしなぁ~♪」(by日本むかし話)のフレーズが浮かんでしまったのは私だけではあるまい。


特に作中でものすごい「兄ばか」ぶりを発揮し、妄想を掻き立ててくれるのは次兄の氏照氏です!
新宿(2丁目ではなく歌舞伎町ですが)で、どこからともなくふらりと現れ、怪我をした高耶に声をかけてホテルに連れ帰っちゃったときは、高耶がウリでもしているのかと勘違いしたホ●のおっさんなのかと思ってしまいましたよ…。
大変失礼しましたm(__)m

さらには、直江を思って苦悶し、一人涙する高耶を不憫に思って勝手にあれこれと気をもんだ挙句に、その原因だと知った直江に平手打ち!!と、来ました。

そして、最後は自らの命(魂)をかけてまで、弟・三郎(景虎)の北条氏政調伏にも協力します。

ああ、なんという兄弟愛~

この氏照兄の活躍のお陰で、「覇者の魔境編」は面白みをいっそう増していると言っても過言ではありませんよね。


そして、直江・・・!!

橘夫人(つまり現世での母)に、かなり女性との交友関係を心配されちゃってます。笑
そりゃー、親孝行な直江ですから、まさか「好きな人は男です。だけど思いの丈を受入れてもらえないのでやむなく女に走ってます」とは言えませんもんね…。

相変わらず一人で無間愛憎地獄をぐーるぐるしている彼ですが、自らにとって最大の“理想郷”=(景虎と二人、鏡の中に魂を閉じ込めて永遠に芦ノ湖湖底に沈むこと)を手に入れるチャンスを放棄して、最後は高耶の命を救うことを選びます。

景虎としての記憶を完全には取り戻せない高耶は、直江の示す愛憎を理解できないため、直江を頼れる一保護者としてしか慕うことが出来ず、二人の関係には避けられない軋轢が生じていきます。
高耶の魂を鏡の呪縛から開放した後も、「あなたを抱きたい」「愛している」と言い続ける直江に動揺し、かつまったく理解出来ずにとまどう高耶ですが、一方で「このままおまえを失いたくない」と思う自分に狼狽し、ここまで直江を追いつめる「景虎」とは何者なのか、その記憶を取り戻せば直江を考える資格を得ることが出来るのかと思い至り、最後は「景虎の気持ちを知りたい」と封印した過去を思い出すことを決意します…。


いやはや、それにしても「俺を根元までXXして」だの「歓喜にXXXってくれますか」だの、はては「肉体でXXさめて」だの、直江が高耶に対して口にする数々の肉欲直結発言には読んだ当初こそ驚かされましたが、今なら言えます。

「こんなの序の口ですから~!」←周知!?

連載時の人気投票がぶっちぎりで1位だったという直江。
クールな仮面の下で暗い欲望にまみれた情念を燃やす姿に、世のお嬢さんたちは魂を“外縛”されちゃったのでしょうね~。

でも、今回感想を書くために再度読み返してみましたが、高耶に発する直江の台詞の端々には、そろそろ限界に達しつつある直江の精神状態がよく出てるなぁと感心してしまいます。

結局、自分を受け入れることが出来ないなら離れていたいと、高耶の前から去る直江。
その背中を振り返ることなく、直江にかけられた上着の襟にそっと口を寄せながら、去っていく足音に耳を澄ます高耶…。

って、うお~!
これまた乙女炸裂です!!笑

ここらのくだりについては、ニコニコ動画にアップされていたアニメ版を見ていた箇所でしたので、「ああ、あのシーンね~!」と親近感がいっぱいで読んでいてすこぶる楽しかったです。←でもお陰で脳内はすっかり浜田絵ですが

ところで。

作者の桑原さんはこれをお書きになった頃は、まだ20代前半なんですよね。
稚拙な部分が目に付くこともありますが、その若さでここまでの物語を編み出すなんて、やはり才能溢れる方なのですね~。
さらに巻を追うごとに着実に力をつけているのがわかるので、それが楽しみでますますページを繰ってしまいます。

さあ、次の「炎の蜃気楼9―みなぎわの反逆者」ではいよいよ直江が本性を剥き出して狂犬と化しますよ!

もう、この人痛々しいんだけど、なんだか目が離せない…。
どうやら私も、すっかり彼に“外縛”されてしまったようです。
直江、恐るべし。


【2008年2月20日修正】

それだけは気をつけないと、と思っていたのに、やっちゃってました…。
風魔の小太郎!!のことを思いっきり「小次郎」って書いていました。涙
先日ドラマ化していた「風魔の小次郎」が脳裏に潜んでいたみたいです。すみません。汗
(ところで、「風魔の小次郎舞台化するんですね!すごいな・・・。このドラマも「RH+」同様、友人が脚本書いてたんですよね。でも、見てないの。ごめん!滝汗)

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コメント

こんにちは。
またお邪魔させていただきます。前回どんな名前を使ったか忘れてしまいましたが、たしかこんな感じ・・・のはずです。
最近、読みふけりすぎて寝不足の日々。生活をあらためようと思っているのに
ついつい手がのびてしまいます。・・・イヤイヤ私が悪いんですよね。

先日、中村明日美子さんの「同級生」読みました。何度も読み返して、ニタニタしっぱなし。いや~かわいいです。
papicoさん、ぜひ読んでみて感想をお聞かせください。

では仕事中なので、また遊びに寄らせていただきます。

追伸:
書き込み初心者です。なにか失礼があったらご指導ください。
今後もよろしくお願いします。

oku-chanさま、こんにちは♪
お名前、同じでしたよ~。笑 前回のコメントは(秘)だったので、お返事でもふせた方がいいのかな~??と私もちょっと迷いまして…(^_^;)
私も実はよくわかっていないので、気づいた点がありましたらお教え下さいね。汗

寝不足は私も同様に日々悩まされております~。読みすぎ→眼精疲労→寝不足疲労蓄積→読みすぎ→眼精疲労…で一向に改善されません。涙 
でもお互い体調と相談しながら、末永く読書を満喫して参りましょう!

「同級生」…中村明日美子さんの新刊ですね!隣市まで購入に行かねばと思いつつ、なかなか機会がなくってまだ未読なんです~。でも、そんなによいですか!?それはぜひ読んでみたくなりました!!早急にゲットしたいと思います♪

またいつでも遊びにいらして下さいね!
コメントありがとうござました(^_^)

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