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山田ユギ『最後のドアを閉めろ!新装版』全2巻(リブレ出版/ビーボーイコミックス)

11/1は待ちに待った『最後のドアを閉めろ!2』と『開いてるドアから失礼しますよ』(BBC)の新装版発売日~♪
ということで、ファン待望の新装版発売を持って、ドアシリーズ、これにて完結です!!

最後のドアを閉めろ! 1 (1) (ビーボーイコミックス)
【1巻】
《泣いて笑って恋をして・・・男心が揺れるリーマンラブ!》

飲んでこの痛みを忘れたい!特別にかわいい後輩・斉藤が結婚し荒れる永井は、その夜、本田と飲み狂いうっかりホテルへ。「なぐさめセット」と称したキスに流されちゃって・・・。苦悩する永井に、今度はヨメに逃げられたと斉藤が泣いてすがってきて・・・。
どうなる3人の恋バトル!!大人気作品の新装版!



最後のドア2新装版
【2巻】
意外に嫉妬深い本田のせいか、優柔不断な永井のせいか、2人の毎日にはケンカが絶えない。
そう、大人気ない2人…今がチャンスだ斉藤(え?)! 
かけがえのないトキメキと、ジンと泣ける胸騒ぎ。
本田&永井+斉藤は永遠に不滅です!!! 
新装版は、42P+描き下ろし17Pを完全収録☆★



ダイジェスト/描き下ろし
ACT.6/MAGAZINE BExBOY('02年12月号)掲載
本田家3兄弟+永井 特別番外編/MAGAZINE BExBOY('03年12月号)掲載
ACT.7/MAGAZINE BExBOY('02年2月号)掲載
ACT.8/MAGAZINE BExBOY('02年7月号)掲載
ACT.9/MAGAZINE BExBOY('03年8月号)掲載(コミックス収録にあたり加筆)
FINAL ACT/描き下ろし
※本書は2004年6月にビーボーイコミックス「最後のドアを閉めろ!2」として刊行されたものから上記作品を抜粋。下記作品を追加収録しました。
BonusTrack1/MAGAZINE BExBOY('06年7月号)掲載
BonusTrack2/MAGAZINE BExBOY('04年12月号)掲載
BonusTrack3/MAGAZINE BExBOY('07年4月号)掲載
描き下ろし連動企画②斉藤編/描き下ろし
リクエストまんが p.95の真相/描き下ろし

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私のリーマンもの好きの原点、「ドアシリーズ」!
この「最後のドアを閉めろ!」(新装版)の2巻で、何が楽しみだったかと言いますと、新装版の発売が決まってから、山田ユギさんがリブレ出版の「b-boy web」で、描き下ろしについての読者リクエストを受け付けて下さってたんですよ♪

それがこちら「リブレマンション山田ユギ先生の掲示板」。

何を隠そう、私もそれを知ってすぐにリクエストは「やっぱりあのシーン!!」との熱い思いを、この掲示板にぶつけたファンの一人です。笑

そして…。

願いがかなえられて、本当に嬉しいです~!
ユギさん、ありがとう!!
ファンからのリクエストが圧倒的に多かったシーンだそうです。
みんな、同じこと考えるのね。てへ。

さらに、新装版では2巻の表紙も描き下ろしになるというのも、掲示板での担当さんのお返事で教えて頂きました♪

最後のドアを閉めろ! 2 (2)
←ちなみに旧ビブ版の表紙はこちら

 こちらと比べると、新装版では「永井夢の3P」に、着実にむかっていってますよ!?
 新装版での斎藤の無邪気な笑顔が…怖い!!爆
 




「ドアシリーズ」は森川智之さん(本田)、鈴村健一さん(永井)、遠近孝一さん(斎藤)の熱演で稀に見る傑作との呼び声も高いドラマCDも発売され、今年2月にはOVA化も実現したユギさんの代表作。

ユギファンでなくとも、1度は抑えておきたいBLのあらゆる魅力がぎゅっとつまった作品です!


正直申しまして、旧ビブ版を持っていたため、新装版の1巻は購入していないんです。
だって、描き下ろしがまったく無かったのですもーん。

でも、この新装版の2巻のこの豪華さはどうです!?

表紙カバーから単行本未収録作品、さらには17pにもわたる描き下ろし(しかもこれが、『開いてるドアから~新装版』と11/7発売の『ありえない2人』(竹書房刊)との3誌連動企画!!ちなみに『最後のドア2』のは第二弾です。)までがコミックス初お目見え!!
1ヶ月の発売延期を食わされた悔しさも、もうこれで帳消しですよ~。

最初の掲載からすでに7年。
絵柄もかなり変わって来ていますし、なにかっちゃあ「ドアシリーズ」「ドアシリーズ」との呼び声も高い作品でしたので、中には「ドアはもういいよ~」とのご意見もあるようですね。

でも、新装版が出たのをきっかけに、1巻から読み直してみましたが、やっぱりこの作品は正真正銘の傑作だとの思いを新たにしました。


【最後のドアを閉めろ!1~2巻】
社内結婚したい男4年連続№1ながら酒癖が悪く(酔ったら頭にネクタイがトレードマーク)、何気に流されやすい無自覚美人・永井篤(27歳)と、ふてぶてしい男前ながら実は末っ子の甘えん坊・本田賢三(25歳)が、永井の後輩でアイドルで心の恋人・斉藤寿久(25歳…ええ!?本田とタメだっけ!?忘れてた…)の結婚式をきっかけに、初対面の印象最悪の運命の出会いを果たす。
斎藤のことを思って涙する永井を慰めたことから、急速に近づく2人の距離。
でも、その直後、ずっと好きだった斉藤の結婚が破談となって、永井の気持ちは大きく揺れ動く…。
* * *

ユギ作品の特徴は、なんといっても噴飯もののギャグ、そして胸に迫るモノローグにきゅんとくるシリアス、さらにガンガンに攻めまくるバリタチが見ものの濃厚なエロ、の三つ巴に他なりません。←また言ってる

その持ち味を十二分に味わえる上、キャラクター作りが最高に成功しているのが「ドアシリーズ」だと思います。

まず、主役の永井さんと本田(なんか呼び捨て)、そして斉藤(これも同様)の男3人を中心に物語は展開します。
まあ、簡単にいえばこの3人の三角関係が軸なんですが(簡単に言いすぎか?)、最初は全員ノーマルです。
その人となりの持ち味を生かした魅力を振りまいて、女性にだってもってもてです。

会社では女性に笑顔を振りまく総務の星、永井はなんと言っても純情で、情にほだされやすく、一途なところが魅力。
酒に溺れがちなのはちょいと…というか、かなり問題ありなんですが、それもまた可愛い一面です。

大学と会社の後輩である斉藤にアイドル崇拝的な気持ちを抱えつつも、強引な本田に引かれてしまう自分にとまどい、傷つきながらも本心と誠実に向きあおうとする姿勢に、恋する人間独特の切なさ感が溢れ出ていて、ぐいぐいと胸に迫って来ます。

その永井をなんだか放っておけずに深みにハマる本田は、「男は黙って」が魅力のスーパー男前な彼氏ぶり。
男も惚れる背中の持ち主です。
ところが、いつもは余裕しゃくしゃくで永井をあしらう本田も、斉藤が絡むと嫉妬をむき出しにして怒ったりすねたり、年下の可愛い一面を覗かせます。

でもって、この2人の仲を引っ掻き回すのが(というか、勝手に永井さんが振り回されてるんだけど)、天然なかわいこちゃんに見せかけつつ意外と計算高くてあなどれない斉藤!!
うるんだ瞳で永井さんを翻弄しつつ、果ては本田に挑戦しようというしたたかさを持つ、このシリーズ最高の攻めキャラ&総攻(byユギさん)です。

そして物語に華を添える?のが、本田の元カノで斉藤の元嫁!!の怜美と、永井の元カノ・涼子。
怜美は山田作品の「二大エロ魔人」こと本田・斉藤ペアをアッサリ振った手強い女性。
涼子は近頃あまり見かけなくなった「男は三高」(死語)とか言っちゃいそうなブランド大好きなバブリーキャラ。(でも、フェラガモのパンプスって…。時代を感じる~!笑)
彼女たちの暗躍?が、永井と本田がくっつくための上手い下地作りになっています。


ふとしたきっかけで触れ合った、あいつのことが気になって仕方ない。

斉藤は男で 俺も男で やっぱりおまえも男なのに――
なのに なんで俺は


あいつじゃないといけないんだろう―――。

男同士の関係にとまどいつつも、自分に正直になった永井が本田を受け入れ、互いの気持ちを確かめるまでが第1巻。

で、2巻はそんな2人が斉藤のことでケンかを繰り返しつつ(そして、ケンカの原因第2位は酒。ホント永井さんってば懲りないよ…)、別れの危機も乗り越えて、共に歩いていく未来を誓う姿を描いています。

いつも落ち着き払っている本田が、唯一顔色を変えるのが「斉藤がらみの永井さん」。
永井のかつての本気を知っているだけに、そして斉藤が永井の気持ちを自覚して行動しているだけに、斉藤が絡むとおのずと怒りで顔がどす黒くなり(by斉藤)、血相が変わってしまいます。

自分たちの関係を斉藤にだけは知られたくない…。
そう思い続けていた永井でしたが、本田が垣間見せた本心に答えたいと、ある日本当のことを告げてしまいます。

俺 もう全部 あいつのもんだから…


斉藤に告白したことで、本田への気持ちを改めて確信した永井。

何で俺はあんたじゃなきゃ 駄目なんだろうな…


そうつぶやく本田に、

わかんねぇわかんねぇって思いながら ずっと俺のこと考えてな


と答える永井に、今まではなかった強さが見える素敵なシーンです。

と、ここまでは旧ビブ版にも収録されていたお話し~!!


で、楽しみだったのはこれ以降単発で掲載されていた未収録分です♪

出合って1年半、とうとう同居を決めた永井と本田。
理想の物件を探して、またケンカの毎日。
(本田の物件の第一条件→「防音」には爆笑!)
そういえば、本田の家って居心地いいよな、と永井が気付いて…。
が、BonusTrack1。

いざ、新居で同居を始めるとまたケンカの毎日の永井と本田。
ある日、男との同居のコツを本田家次男の俊二から聞き出そうと(俊二は長男で彼氏の正一と同居中。ってか実家だから。)、飲みに出る。
いつまでも甘えっ子だと思っていた三男も、いい顔するようになったじゃない。
なーんて、次男は思うが、やっぱりこの人も長男には甘えっぱなしです。
が、BonusTrack2。

そして、仕事で本田とすれ違いがちな時に斎藤に狙われそうになる永井。(笑)それを振り切り俊二(次男)が勤める居酒屋に飲みに行き、正一(長男)と俊二が一緒の姿を見たときに、ある気配に気付いてまう。

お前が背負っていくものなら 俺も一緒に背負っていく
しょうがねぇだろ?
二人でいるのが当たり前になっちまったんだから―――

が、BonusTrack3。

まあ、何年たっても永井さんは飲んでるし、本田は攻めまくってるし、ですね。笑
個人的には、このBonusTrack3のエピソードがすごく好きです。

「開いてるドア」の本田家長男次男のカプが好きってことも大いにあるのですが、三男そっくりの次男が長男に向ける眼差しから、その対象への愛を読み取るだなんて…。
あ~、さすが永井さん、乙女だわ~。笑

ユギさんの描くガチンコな濃厚ラブだけでなく、こういう日常の中の、ささやかながらも、しっかりと愛情を示すワンシーンにときめきます。
本田が洗い物をする永井さんの腕をまくってあげたり、とかのね。


そして、とうとう斉藤が永井さんを諦める日が来たようです。
それが三誌連動企画の描き下ろし第二弾!
(可能なら『開いてるドアから~』収録の第一弾から先にお読みください。)

いくつになってもお前が可愛いまんまだよ

と、永井さんに言わしめた永遠のアイドル、斉藤。
でも、さすがの彼もこの2人の間にこれ以上波風たてても、どうにもならないことを悟ったようです。
本田に対する最後のいやがらせ、こうなったら思う存分やってやれ!!

本当だよ 心から先輩の幸せを祈ってる


斎藤も、本当に永井さんが好きだったんだね。
でも、これで最後かと思うと、不思議と名残惜しい気がしてしまうのが、斎藤の怖いところです。笑

で、巻末がファン待望のリクエスト描き下ろしまんが!!
2巻95pの「本田にも1回しかさせてないのに!」発言の永井さん、お縛りプレイの真相です!!

う~わ~。
相変わらず濃ゆいね、この人たち。爆
でもこうなると、ぜひ永井さんの「お縛り返し」も見てみたい!!
でも、もうきっとこれが最後なんだろうな~~。残念!!
じゃあ、あとは勝手に妄想しておく、みたいな!?笑
ユギさん、ファン心理を掴むのほんとに上手です。

私もこの「お縛り」をリクエストしたんですけど、実はもうひとつダメもとであほなリクエストをしていました…。

「怜美が結婚直後の斉藤を振って、一緒に逃げたウワサの(?)課長が見てみたい!!」と。

だって、斉藤&本田の「エロ魔人ズ」の性技より、この課長の方がすごかったんでしょ!?←ちがう??

そんでもって紆余曲折を経て、この課長が斉藤とできちゃったら面白いのに~♪
なんて、思ってたんですよね。
まあ、これも勝手に妄想するに留めておけってことかしら。


ともかく、ユギさんの魅力がすべて楽しめるこのシリーズ、かつて読んでいた方も、これから読む方も、読み返すたびに新しい永井と本田に出会えると思います。

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