[BL小説]木原音瀬

  1. 2009/06/26 木原音瀬『COLD』シリーズ(ビーボーイノベルズ)
  2. 2008/11/06 木原音瀬『FRAGILE』(B-PRINCE文庫)

木原音瀬『COLD』シリーズ(ビーボーイノベルズ)

絶版だったうち2冊は中古で手に入れていて、新装版が発売されたのを機に(フェアに便乗して)やっと3冊そろえました。

今回もみゆさんにオススメ頂いたので、なんの予備知識も先入観ももたずに、読み始め(じゃないと木原作品に取りかかれないもので…。汗)、1冊目からすでに漂う「不幸の予感」に怯えつつ、3冊をほぼ一気読に読み上げました。

そして、この作品が多くのコノハラーから長い間支持されて来たことを、身をもって納得。

ということで、木原音瀬さんの「COLD」シリーズ(『COLD SLEEP』『COLD LIGHT』『COLD FEVER』/リブレ出版ビーボーイノベルズ)を読みました!

COLD SLEEP (ビーボーイノベルズ)事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして―。過去と現在が複雑に絡み合うあの超話題作の新装版がいよいよ登場!ショート番外編書き下ろし。



COLD LIGHT (ビーボーイノベルズ)透をかばって負った傷も癒え、藤島の退院の日がやってきた。再び二人の生活が始まり、恋人として暮らしたいと願う透だが、藤島は「君と恋愛するつもりはない」と拒絶する。透の記憶が戻れば今の関係を忘れられてしまうことだけでなく、過去の何かを藤島は恐れていて―。隠された縁が明らかになり、ますます盛り上がる新装版第2弾!ショート番外編書き下ろし。


COLD FEVER (ビーボーイノベルズ)ある朝目覚めた時、透の時間は六年の月日が経っていた―。事故でなくした記憶を取り戻したものの、周囲に愛されていた“もう一人の自分”の影に苦しみ、さらに誰よりも憎んでいた男・藤島と同居していたことに驚愕する。藤島に見守られ、失くしかけた夢と歳月を取り戻そうとする透だが、藤島の裏切りが明らかになり―。シリーズ新装版、ついに最終巻。同人誌発表作に大幅加筆し、「同窓会」シリーズも連動して同時完結。

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実は読んですぐ、興奮のままに一度感想を書いたのですが、なぜかまたまた記事の下書きが吹っ飛んでしまって、しばらく気落ちしてました…。涙

でも、読後時間がたってくるにつれ、2人の関係をちがった角度から見れるようになった気がします。

木原さん自身、3冊目(「COLD FEVER」)のために前作二つがあると仰っていますが、確かにその通りです。
出来れば3冊揃えてから、一気にこの世界に身を投じて欲しい。

新装版それぞれについていた描き下ろしもチェックしたので、改めて感想をあげてみたいと思います。

木原音瀬『FRAGILE』(B-PRINCE文庫)

覚悟を決めて読み出しましたが、途中何度も挫折しそうになりました…。

と、いうことで木原音瀬さんの『FRAGILE』(B-PRINCE文庫)を読みました!
FRAGILE (B-PRINCE文庫 こ 1-1)
大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で-。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池は大河内に襲いかかるという事件を起こし、会社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えていた…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は-。

■初出■
FRAGILE/小説b-Boy2000年8月号(リブレ出版巻)掲載
ADDICT/描き下ろし

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「相当イタイ=痛い」、「かつて“お犬様”と呼ばれていた」、「愛がない」等、さまざまなうわさを耳にしていた「FRAGILE」。

木原作品はこれまで『箱の中』と『檻の外』しか読んだことがなく、しかも、他に楽しそう(?)な作品もたくさんあるらしいのに、どうして3冊目にこれを選んでしまったのか、自分。

今となっては「だって、それが運命だから」、としか言いようがありませんが。

世の腐女子の皆さんに深く愛され、熱烈に支持されている木原作品ですが、何とな~く「鬼畜っぽい」という先入観が先立ってしまっていて、これまで書籍を見かけては一応購入していたものの、買ったら積読コーナーに直行!という、かなりかわいそうな扱いをしておりました…。

きっと、1番キツそうなヤツさえクリアできれば、これから起こる(読む)どんな事柄(木原作品)にも必ずや対応できるに違いない!との深層心理が働いたことは否めません。

陵辱モノは何より苦手なのに、そんな読者にも一気に読ませる力量はさすがといいましょう。

「FRAGILE=脆く弱いこと、傷つきやすいこと」、「ADDICT=依存する、(麻薬などに)溺れる」。
このタイトルの意味を知ってから読むと面白さも増すようです。

永遠に続くかと思われる愛と狂気が織り成す愛憎スパイラルに、ガッチリ心を捉われました!

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