[BLコミック]木下けい子

  1. 2010/08/19 木下けい子『ドント・クライ・ベイビィ』(ディアプラスコミックス)
  2. 2008/12/29 木下けい子『君によりにし』(ミリオンコミックス)
  3. 2008/05/23 木下けい子「好きです係長!」(ディアプラスコミックス)
  4. 2008/01/17 木下けい子「隣の彼」(大洋図書/ミリオンコミックス)

木下けい子『ドント・クライ・ベイビィ』(ディアプラスコミックス)

ドント・クライ・ベイビィ (ディアプラス・コミックス) (ディアプラスコミックス)製薬会社のMR・智は、不毛な恋ばかりしている。
恋人と別れたばかりのある日、智は仕事で獣医の藤堂に出会う。
なりゆきでゲイだと告白し、彼を挑発するものの、軽くかわされプライドを傷つけられる。
それなのに、行きずりの相手にケガをさせられた智は、
なぜか藤堂を頼ってしまい――?
大人のためのラブ・セラピー。

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「ちょっと~、この受けめっさ可愛いんですけど~~!!!」

と夜中に叫びたくなった木下けい子さんの『ドント・クライ・ベイビィ』ですー♪

ということで。

お久しぶりです~。
ほぼ20日ぶりですが元気です~!!

月初から実家に1週間ほど帰省していたり、帰って来たら今度は旦那がお盆休みに突入しちゃったり、暑かったり、また暑かったり、ひたすら暑かったり…

で、いつもの月以上に更新が滞ってしまいました…。

でも、そんななかでも何とかコソコソ物影に隠れつつBLを漁っていましたところ、こんな面白い作品を後回しにしていたなんてな!!

木下さんの作品はコンスタントに面白いけどテンプレな展開が多いのでいつ読んでもいいかなって思っててすみません…。

と深々と反省したほどに、面白い作品でした。笑

これは一途なのにプライドが高いゆえに素直になれず、幸せから縁遠い生活を送っていた製薬会社勤務でゲイの宝井智が、獣医の藤堂に出会って本当の恋に目覚めるお話。

この宝井くんが、口は悪いは天邪鬼だわ不幸体質だわで、なかなかイラっとさせるキャラではあります。

基本受けはおっとりのんびり天然なことが多い木下さんには、本当に珍しいタイプ。

だから、それを期待している方には、おそらく…いや、きっと、評判は芳しくないと思われます。(苦笑)

だかしかーし!!

私個人としては大好きな“罵詈雑言受け”だったので、読んでてまあ楽しいったらありゃしない☆

最初は余裕綽々だった藤堂が、宝井に本気になるにつれその一挙手一踏足に振り回されるようになり、挙句の果てには一夜を過ごしたあとひどく傷つけられてしまった時には…

さすがにちょっぴり同情しましたけれど、基本、受けはツンが可愛いと思っているので、この程度はまだまだ許容範囲でした。笑

そして本編でツンx100だったからこそ、書き下ろしでのデレが非常に効果的でニマニマ。

あんなところにフツウ忘れ物のストールかけたりしないだろ?
さては藤堂の計算づくの仕込みだったのか!?
などと、藤堂の腹黒さを勘ぐるのも楽しかったです。笑

この作品については、最終話だけを雑誌で先に読んでいたのですが、結婚式で宝井が新郎に別れを告げるシーンがとても素敵で印象的だったのではっきりと覚えていました。

でも、そこに至るまでに、藤堂がいかに心を砕いて宝井に接していたのかを単行本でようやく知って、その忍耐と包容力には、本当に感動させられました。

やっぱり男は懐の深さだわ~!!

あまり仰々しく大げさに愛を語るわけではなく、じっと傍らで見守る愛も、たまにはしみじみといいものですね。

あと、動物病院が舞台なので、ちょこちょこ出てくる患畜たちと、彼らに一心に愛されているツンキャラの宝井のふれあい(?)が、ほっと一息つけてすごく楽しいです。

「あんまりツンツンしたキャラはNG」と思う方も、試しに読んでみると、意外なツンの健気さに目覚める1冊になるかもしれません♪

木下けい子『君によりにし』(ミリオンコミックス)

年の瀬に、よい誘い受けをありがとう!!

ということで、木下けい子さんの『君によりにし』(大洋図書/ミリオンコミックス 22 Hertz Series 54) を読みました!

君によりにし (ミリオンコミックス) (ミリオンコミックス 22 Hertz Series 54)
―気が付いたときには、夢中だった……―

『最初から、俺は身代わりだったのか?俺は』
父の葬儀の夜、大学生の大和は印象的な男と出逢う。
彼は名乗ることなく、気になる言葉を残していった。
「息子さんですか、よく似てらっしゃいますね」と。
数日後、大和は思いがけず彼と再会を果たすのだが・・・
月明かりの下、ひそやかに恋が始る・・・


■初出■
君によりにし/HertZband.26-27 2008
(全体的に加筆・修正あり)
スロウバラード/HertZband.12-13 2005-2006
我が恋し君/描き下ろし

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ヤバイよ!
まず表紙に一目惚れです!!

表紙もそうですが、木下さんならではの雰囲気が全編に漂っていて、素晴らしい

表題作は大学生x大学助手。同時収録は同級生もの。
どちらも、表面はとても静かなのに、水面下では大きな渦が巻いているような激しさを秘めている作品です。

木下さんの作品は、少年よりも、大人を描いた作品が好きです。
それはスーツが大好物だから…という非常に個人的に邪な好みもあるのですが、木下さんが描き出すキャラはちゃんと社会生活を送っているのに、どことなく浮世離れした風情があるのがたまりません。

大ゴマが多いのでサクサク読み進められるのですが、なんとなくページを繰る手をゆっくりにしたくなる。
何度も何度も繰り返して味わいたい、強烈さはないけれど、じんわりと心に染み入る熱のある1冊でした。

木下けい子「好きです係長!」(ディアプラスコミックス)

おお!木下さんの作品にエロスが降臨!
と思いましたら、ディアプラスからは初コミックスだそうです。

ということで、木下けい子さんの「好きです!係長」(新書館/ディアプラスコミックス)を読みました!


仕事ができて、ルックス抜群、オマケに性格も◎。そんな自慢の部下・獅子堂から、突然「好きです」と告白されて、雁屋は大パニック!! しかも酔った勢いで「男は前進あるのみだ」なんて彼を煽ってしまい……!? 
表題作のほか、年の離れた天才作家に誘惑される編集者の苦悩を描いた「ツキヤマ日記」など、計7篇を収録!!



■初出■
好きです係長!・・・Dear+2007年4月号
お願い係長!・・・Dear+2007年9月号
ツキヤマ日記・・・Dear+2006年9月号
続・ツキヤマ日記・・・Dear+2008年2月号
恋なんだ!?・・・Dear+2007年6月号
優しい雨・・・Dear+2007年2月号
モエパラ☆スペシャル・・・Dear+2007年8月号
もう一つお願いします係長!・・・描き下ろし

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先週ジュンク堂でこの作品の刊行記念サイン会をやってらっしゃいましたよね~。
所用があって悩んだ挙句行くのを断念してしまったのですが…
ああ~、やはり行けばよかった~!
後悔先に立たず、ですが。

さて。

「雰囲気BL」な作家さんなイメージがある木下さんだったので、今回のあんな描写やこんな描写にはけっこう驚きでした。あれ?そうでもないですか?

近日出た「由利先生は今日も上機嫌」(ミリオンコミックス)でも、それなりに頑張っていたので、今後は積極路線にいってしまわれるのかしらん。

木下さんの醸しだす「雰囲気」がけっこう好きなので、あまりそちら方面にガッツかなくても、私としては全然いいんですけど・・・。

とそれはともかく、私は木下さんの描くこのふんわり&まったり感が大好きなんだわ♪と、またもや最認識しました!

木下けい子「隣の彼」(大洋図書/ミリオンコミックス)

「雰囲気BL」の旗手、木下けい子さんの最新刊。

「隣の彼」(大洋図書/ミリオンコミックス)を読みました~!

隣の彼 (ミリオンコミックス 60 Hertz Series 34) (ミリオンコミックス 60 Hertz Series 34)
大学に入学して憧れの一人暮らしを始めた松田くん。
ところが、アパートのお隣さんは無精髭にジャージ姿の怪しい住人・早乙女さんとちっちゃな住人はなちゃん・・・
最初は早乙女さんを警戒しまくっていた松田くんだったけれども、
いつしか強く意識するようになっていて!?

■初出■
ライフ イズ ビューティフルⅠ・Ⅱ・Ⅲ→HertZband.14-16.2006
隣の彼Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ→HertZband.17-19.2007

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BL読みにとってのけい子さんと言えば、紺野さんか木下さんかと。
(おっとイニシャルもK.Kだ…)

で、木下けい子さんと言えば、ふんわりとした優しい絵柄と、ほんわかした作風が持ち味の作家さん。

泣き虫なリトル」「君とハルジオン」「ボクとオレのカワイイあの子」(大洋図書/ミリオンコミックス)と、立て続けにほんわかほんわかな雰囲気そのままで来て、ガチンコラブが溢れるBL作品の中、一服の清涼剤としてその作風にはたいへん癒されておりました。

さらに満を持して登場した「キスブルー」(大洋図書/ミリオンコミックス)で、「切なげ系作家」として不動の地位を確立されましたね。

「攻めがこういうタイプになって、持ち味にも幅が出たのね~、ふむふむ。」
と、ここまではまだまだ私にも余裕がありました。
そして、その後読んだ「蜜色パンケーキ」(コアマガジン/drapコミックス)…。

これがけっこう私的には衝撃作だった!!
「ええ!?こう来ちゃったの!?」みたいな…。

というわけで、今回の「隣の彼」も読むのに勇気がいったのですが、思い切って読んでみてよかったです。

目つきの悪いやさぐれ感いっぱいの無精ヒゲ、そんな八乙女は名前通りの乙女攻めでありました!

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