[少女マンガ]小玉ユキ

  1. 2008/05/22 小玉ユキ「坂道のアポロン」(フラワーコミックス)

小玉ユキ「坂道のアポロン」(フラワーコミックス)

この表紙を見て、私が素通りできるワケがあるまいよ。

ということで、小玉ユキさんの「坂道のアポロン」(小学館/フラワーコミックス)を読みました!

坂道のアポロン 1 (1) (フラワーコミックス)
恋と友情と音楽。思春期というものは、いつの時代も眩しくて少し苦い。60年代後半、地方の町を舞台に、ナイーブ男子とバンカラが繰り広げる直球青春物語。

 1966年初夏、横須賀(よこすか)から地方の高校へ転入した薫(かおる)。幼い頃から転校の繰り返しで、薫にとって学校は苦しいだけの場所になっていた。ところが転入初日、とんでもない男と出会い、薫の高校生活が意外な方向へ変わり始め…!?
■収録作品/「坂道のアポロン」(1)/「種男」
(「flowers」2007年11月号〜2008年3月号掲載作品)

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「バンカラ」。
久しぶりに耳にしました。この言葉。

バンカラとは、「言動や風貌が保守的で粗雑な人のこと」とのことです。
「日本語俗語辞書」“バンカラ”の項参照)

バンカラと言えば、私はやっぱり「イワキ」(by「ドカベン」(秋田書店/水島新司))とか「嗚呼!花の応援団」(双葉社/どうくまん)のイメージが強いんですけど〜。
彼らよりはこの作品に登場するバンカラ・千太郎は、ずっと洗練されてますからどうぞご安心ください。笑

月刊 flowers (フラワーズ) 2007年 11月号 [雑誌]
←「月刊flowers」2007年11月号表紙
この一番左が千太郎です。(見りゃわかる?)
口にくわえているのは「葉っぱ」ならぬ「コスモス」です。笑

でも、私としては千太郎はバンカラというよりも“マドロスさん”て感じなんですけど。横縞Tシャツから言って。
だけど、マドロス…も死語だよね。苦笑
ちなみにマドロスはオランダ語で「船乗り」の意味ですよ。

とまあ、そんなことはおいておいて。

モチーフはかわいいけれど、ちょっとシュールでファンタジックな短編で独自の作風を展開していらっしゃる小玉ユキさん。すっきりとして透明感あふれる画面に漂う、ほんわかとした空気感がその作品の魅力です。

これまでも「人魚」や「白鳥」などが登場する現代のおとぎ話とも言える作品で、熱烈なファンを獲得されていらっしゃる彼女の、巻をまたぐ初の長編。

そこには、今とは時間の流れ方がちょっとちがう、数十年前の日本の高校生ライフが鮮やかに描き出されていました。

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